2022-February- 6th年間第五主日(Fifth Sunday of the Year)
ルカによる福音5・4-11
「話し終わったとき、イエスはシモンに「沖(おき)に、漕(こ)ぎ出(だ)して、網(あみ)を降(お)ろし、漁(りょう)をしなさい」と言われた。シモンは、「先生、私達は、夜通(よどお)し苦労(くろう)しましたが、なにも、取(と)れませんでした。しかし、お言葉ですから、網(あみ)を、降ろしてみましょう。」と答えた。そして、漁師たちが、その通(とお)りにすると、おびただしい、魚が、かかり、網(あみ)が、破(やぶ)れそうになった。そこで、もう、一そうの、船(ふね)にいる、仲間(なかま)に、合図して、来て手を貸してくれるように、頼(たの)んだ。彼らは来て、二そうな船(ふね)を、魚(さかな)で、いっぱいにしたので、船(ふね)は、沈(しず)みそうになった。それを見た、シモン・ペトロは、イエスの足もとに、ひれ伏して、「主よ、私から離れてください。私は、罪深(つみぶか)いもの、なのです」と言った。とれた魚(さかな)に、シモンも、一緒に、いたものも、皆(みな)驚(おどろ)いたからである。シモンの仲間(なかま)、ゼべダイの子の、ヤコブも、ヨハネも、同様(どうよう)だった。すると、イエスは、シモンに、言われた。「恐(おそ)れることはない。今から後(のち)、あなたは、人間をとる漁師(りょうし)になる。」そこで、彼らは、船(ふね)を、陸(りく)に、引(ひ)き上(あ)げ、すべてを捨(す)てて、イエスに従(したが)った。
分かち合い;イエス様の霊的な力を経験したとき、罪を悔い改めたシモン・ペテロから学びましょう。(Let us learn from Simon Peter, who repented of his sins when he experienced the spiritual power of Jesus.)
皆さん、今日私たちは、年間第五主日を迎えています。今日の考えさせる、福音朗読の中で、イエス様の霊的な力を経験したとき、罪を悔い改めたシモン・ペテロについて、私達は、聞きました。ほかの言葉で言えば、イエス様の霊的な力(ちから)を経験したシモン・ペテロは、自分が悔い改めながら、本当に霊的な生活に入ったことについて、私達は、黙想しました。もっと普通な言葉で言えば、シモン・ペテロは、魚(さかな)を取る漁師(りょうし)の生活から、イエス様の弟子になる生活、あるいは、人間をとる漁師(りょうし)の生活に入りました。ですから、私達は、今日の福音朗読から学べる大事なメッセージは、「イエス様の霊的な力を経験したとき、罪を悔い改めたシモン・ペテロから学びましょう。」という、模範的な教えです。この模範的な教えから学びながら、二つのことを、皆様と分かち合いたいと思います。
初めに、シモン・ペテロはイエス様の言葉に耳(みみ)を傾(かたむ)け、従(したが)うことを最(もっと)も喜(よろこ)んでいました。このことは、詳しく説明しながら、今日の福音朗読の中で、私達は次の通り聞いています
「話し終わったとき、イエスはシモンに「沖(おき)に、漕(こ)ぎ出(だ)して、網(あみ)を降(お)ろし、漁(りょう)をしなさい」と言われた。シモンは、「先生、私達は、夜通(よどお)し苦労(くろう)しましたが、なにも、取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網(あみ)を、降ろしてみましょう。」と答えた。
ですから皆様、いくら働いても、全然、役(やく)に立たない、と思った時も、シモン・ペテロは、イエス様を強く信じながら、イエス様の言葉に耳(みみ)を傾(かたむ)けるようにしました。ですから、シモン・ペテロは、イエス様の正しい弟子になりました。このシモン・ペテロに従(したが)いながら、私達も、いつも強い信仰で、イエス様の言葉に耳を、傾(かたむ)けるようにしましょう。
次に、シモン・ペテロが、イエス様の言葉に従(したが)った時、彼は自分の罪(つみ)を悔い改(あらた)める恵みも、頂(いただ)いたことについて、今日の福音朗読の中で、私たちは次の通り聞いています。
「そして、漁師(りょうし)たちが、その通りにすると、おびただしい、魚(さかな)が、かかり、網(あみ)が、破(やぶ)れそうになった。。。それを見た、シモンペトロは、イエスの足(あし)もとに、ひれ伏して、「主よ、私から離れてください。私は、罪深いもの、なのです」と言った。…すると、イエスは、シモンに、言われた。「恐(おそ)れることはない。今から後(のち)、あなたは、人間をとる漁師(りょうし)になる。」そこで、彼らは、船(ふね)を、陸(りく)に、引(ひ)き上(あ)げ、すべてを捨(す)てて、イエスに従(したが)った。」
ですから、シモン・ペテロの模範から学びながら、イエス様の言葉に従(したが)いながら、罪(つみ)を悔い改(あらた)める恵みのために、共にいのりましょう。この立派な教から学びながら、自分の、毎日の生活について次の通り考えてみましょう。
毎日の生活の中で、私達も、イエス様の言葉から離れてしまい、お互いに愛(あい)し合うことなく、お互いに奉仕(ほうし)しないで、生活した時があるかもしれません。このことについて回心しながら、あるいは悔い改(あらた)めながら、お互いに、愛し、奉仕するようにしましょう。その時、私たちも、シモン・ペテロのように、イエス様の、正しい弟子になると思います。 このような恵みを神様から、頂けるように、このごミサの中で、共に祈りましょう。
最後になりますが、今も全世界でたくさんの人達が新型(しんがた)コロナウイルスの影響に大変苦しんでいます。難しいことですが、この苦しみの中にあって、神様の愛する子供である全ての人々が救われるには、どうすればよいでしょうか。このことについて考えながら病人の回復のために共に祈りましょう。