2022年 復活の主日- (Resurrection Sunday- 2022 April 17th.)
ルカによる福音 24・5-7
婦人たちが、恐れて、地に顔を伏せると、二人は言った。「なぜ、生きておられる方を、死者の中に探すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだ、ガリラヤに、おられたころ、お話になったことを思い出しなさい。人の子は、必ず、罪びとの手に渡され、十字架につけられ、三日目に、復活することになっている、と言われたではないか。」
ヨハネによる福音書 20・1-2、6,8.
「週(しゅう)の初めの日、朝早くまだ暗(くら)いうちに、マグダラのマリアは、墓に行った。そして、墓(はか)から、石(いし)が、取りのけてあるのを見た。そこで、シモン・ペトロのところへ、また、イエスが、愛しておられたもう、一人の弟子のところへ、走って行って、彼らに告(つ)げた。……続いて、シモン・ペトロも、着いた。……それから、先に、墓(はか)についた、もう一人の弟子も、入って来て、見て、信じた。」
分かち合い イエスの復活は、彼が本当に神の子であることを証明しています。(The resurrection of Jesus proves that he is truly the Son of God.)
みなさん、今日私達は、復活の主日を迎えています。復活の主日の、二つの福音朗読(ふくいんろうどく)は、ルカとヨハネの本(ほん)から選ばれています。両方(りょうほう)の福音朗読で,使徒シモン・ペトロと婦人たちの強い信仰について、私達は、聞きます。この福音朗読から学びながら、使徒シモン・ペトロと婦人たちの強い信仰について、二つのこと、皆様と分かち合いしたいと思います。
始めに、使徒のシモン・ペトロと婦人たちは、イエスが神の御子(みこ)であると本当に信じていました。それで、彼らはイエスが復活していることを確認するために墓に行きました。この出来事について,わたしたちは次のように福音で、読みます。
「週(しゅう)の初めの日、朝早くまだ暗(くら)いうちに、マグダラのマリアは、墓に行った。そして、墓(はか)から、石(いし)が、取りのけてあるのを見た。そこで、シモン・ペトロのところへ、また、イエスが、愛しておられたもう、一人の弟子のところへ、走って行って、彼らに告(つ)げた。。。。つづいて、シモン・ペトロも、着いた。……それから、先に、墓(はか)についた、もう一人の弟子も、入って来て、見て、信(しん)じた。」
使徒のシモン・ペトロと婦人たちの、模範から学びながら、私達も、信仰の恵みのために、祈りましょう。
次に、イエスへの信仰は、婦人たちが天使(てんし)に会うときに、豊(ゆた)かに報(むく)われ、イエスが本当に死者から、復活していることを知らせます。この出来事について,わたしたちは次のように福音を読みます。
「婦人たちが、恐れて、地に顔を伏せると、二人は言った。「なぜ、生きておられる方を、死者の中に探すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだ、ガリラヤに、おられたころ、お話になったことを思い出しなさい。人の子は、必ず、罪びとの手に渡され、十字架につけられ、三日目に、復活することになっている、と言われたではないか。」
ですから皆様、信仰の恵みについて、黙想しながら、私達の毎日の生活について、次の通り考えてみましょう。
毎日の生活の中で、私達も、イエス様の教えから、離れながら、信仰は、弱くなった時(とき)が、あるかもしれません。このことについて、回心しながら、シモン・ペトロと婦人たちの、強い信仰の経験から学びながら、自分の信仰をもっと強くするように、しましょう。こういうような恵みを神様から、頂けるように、このごミサの中で、ともに祈りましょう。
また、今も全世界でたくさんの人達が新型コロナウイルスの影響に大変苦しんでいます。難しいことですが、この苦しみの中にあって、神様の愛する子供である全ての人々が救(すく)われるには、どうすればよいでしょうか。このことについて考えながら病人の回復のために共に祈りましょう。
最後になりますが、私たちは皆、ロシアとウクライナの戦争と罪のない人々の苦しみについて知っています。苦しんでいる人々は 神様から、霊的な力を、頂けるように、祈りましょう。この戦争が終わり、平和が回復される可能性があるため、神が介入(かいにゅう)することを特別に祈りましょう。