イエス・キリストは、死を迎えられる前の晩、最後の晩餐のときに、パンとぶどう酒の杯を取り、弟子たちに与えて
「これは、あなた方のために渡される私のからだである。これは私の血である。これを私の記念として行いなさい。」
といわれました。
その時以来、教会ではキリストが命じたとおりに、最後の晩餐の式をくり返して行ってきました。このことによって、キリストの十字架上の死とその復活とを記念し、人類の救いのために命を捧げられたキリストに心を合わせます。
ミサでは、まずキリストの教えを聞きます。そのため、聖書の朗読と司祭(神父)の説教があります。その後に、パンとぶどう酒の聖変化の祈りがあり、続いて、信徒が列をつくって祭壇の前に進み、キリストの体と血として、小さなパン‐聖体‐(と、ぶどう酒‐御血‐)を拝領します。
洗礼を受けていない方は、お望みなら、ともに聖体拝領の列に並び司祭の前で手を合わせて「祝福をお願いします」といわれますと、司祭が手をかざして祝福を与えます。
*ミサの間、参加者が起立したり聖歌を歌ったりしますが、いっしょに立たれても座ったままでも、ご自由になさってください。
* ミサなどの式がないときでも、いつでも聖堂にお入りください。静かな祈りや瞑想のひとときをお過ごしになってはいかがですか。
「祈り」は神との対話であり、また私たちの心の中の自分自身にすなおに思いをめぐらし、神の恵みをそこに見出すことでもあります。
『疲れた者、重荷を負う者は、だれでも私のもとに来なさい。やすませてあげよう。』
(マタイによる福音書11章28節)